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農政.農協ニュース |
朝ごはんを食べよう 11〜12月に「めざましごはんキャンペーン」実施 |
「朝ごはんを食べよう、米をもっと食べよう」と消費者に呼びかける「めざましごはんキャンペーン」を、農水省が食品関係企業、団体の協力も得て11〜12月の2か月間実施する。 30秒CMを毎日プライムタイム(19時〜23時台)に全国放送するほか、食品関係業界に、ロゴマークを使用してもらう。また、農水省WEBサイトを活用し、特集企画などを掲載する。 キャンペーンのシンボル、朝ごはんの推進ナビゲーターにはタレントの優香さんが起用された。CMには若者の朝食風景を見守る妖精役として出演している。 量販店、食材業者、外食事業者、米穀流通業者などの関連業界は、CM映像、CMのキャンペーンソング(「めざましうた」)などを店内で流したり、ポスターや商品シールにロゴマークを活用する。 呼びかけの対象は朝食の欠食率が高い20〜30歳代が主体。日本人の食生活は、昭和50年代半ばには米を中心に肉、魚、野菜などを組み合わせて栄養バランスに優れた「日本型食生活」ができていた。しかし、現在では脂質のとり過ぎ、米、野菜などの摂取不足など、食生活の偏りが目立つ。また、不規則な食事が増加し、朝食の欠食率が男女とも20歳代が最も高く、次いで30歳代となっており、増加傾向は止まらないという。 朝ごはんを食べると、午前中の脳のエネルギーを補給でき、ごはんを主食にすることで主菜の取りすぎを抑えられるため、栄養のバランスをよくする効用があるという。食べたものが吸収されるのに3時間ほどかかるため、「9時までに朝ごはんを食べよう」と呼びかける。 朝食市場は欠食が多いうえに、ごはん食比率の低い市場で、若年層(20〜30歳代、特に単身者)を中心とした朝食の欠食は、年間約50億食、総額1兆5000億円の市場に相当するといわれる。 参加する関係業界は、これまでにJA全中を含む企業数が3600社、関係事業所数は1万8000事業所が予定されているという。 JA全中は、農水省が作成したポスターを掲出するほか、独自で行っている朝ごはん推進運動に関する印刷物にロゴマークを使用する。また、JAに配布するマニュアルにロゴマークの清刷(きよずり)を添付し、活用を広める。 このキャンペーンの制作・運営は、公募で選ばれた(株)電通。費用は4億5000万円。 ○ロゴマークのねらい=朝9時までにごはんを食べることで、シャキッ!と心も身体も目覚めさせる。「気持ちよく健やかな1日をスタートさせるため朝食をとる習慣化を」というイメージを、わかりやすく伝えるのがねらい。 |
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(2007.10.29) |
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