茨城県の農産物3000ha超で被害-台風18号被害2015年9月14日
9月9日から10日にかけて、記録的な大雨による鬼怒川の決壊などで大きな被害を出した茨城県は、12日時点で農地3000ha以上の冠水など被害状況を公表した。
被害状況のとりまとめは9月12日17時現在。
鬼怒川の決壊で甚大な浸水被害が出ている地域のうち、常総市、八千代町についてはまだ調査が実施できていない。
両地域を除き水稲の冠水、浸水、倒伏が発生しているのは、古河市、下妻市、守谷市などで被害面積は1685haとなっている。白菜は筑西市、古河市、境町などで28haが冠水、浸水している。大豆は筑西市、境町の結城市などで695haが冠水、浸水、倒伏している。
そのほか、キャベツ、レタス、ネギ、ソバなども含め3089haが被害を受け、被害額は9億2000万円を超えている。
そのほか肉用牛の牛舎の水没や育苗ハウス9棟の損壊も確認されている。林業や漁業、土地改良施設などでも被害が出ているが確認中だ。
(関連記事)
・宮城県は6680haで冠水など被害-台風18号被害 (15.09.14)
・台風第18号被害者 円滑な資金貸付等を依頼 農水省 (15.09.14)
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