かんきつ用混合殺菌剤「ナティーボフロアブル」販売開始 バイエル2016年10月11日
バイエル クロップサイエンス(株)(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:ハーラルト プリンツ)は、開花期から収穫前日まで使用可能で、柑橘の灰色かび病、そうか病、黒点病に卓効を示す混合殺菌剤「ナティーボフロアブル」の販売を9月中旬より開始した。
「ナティーボフロアブル」は、エルゴステロール生合成阻害剤のテブコナゾールと、Qol阻害剤のトリフロキシストロビンを配合する、かんきつ用の混合殺菌剤だ。
同剤は、作用機構の異なる2つの有効成分を含有することで、かんきつの主要病害である灰色かび病、そうか病、黒点病などに優れた防除効果を発揮する。また耐性菌管理にも効果を示す。
「ナティーボフロアブル」の有効成分テブコナゾールは、浸透移行性が有り、植物体内に均等に分布し効果を発揮する。トリフロキシストロビンは、植物体表層のワックス層と高い親和性を持ち、ワックス層に速やかに吸収されて薬剤の層を形成し、組織内に浸透する。
その後、薬剤層から蒸散作用によって、徐々に処理周辺部へ拡散する性質(メゾステミック作用)を有している。このため、防除効果が長期間持続する。また両成分ともに優れた浸達性を示す。
◎「ナティーボフロアブル」の主な特長
○灰色かび病、そうか病、黒点病など、かんきつの主要病害に優れた防除効果を発揮する。
○収穫前日まで使用可能なので、後期感染型黒点病防除と同時に、緑かび病など貯蔵病害にも効果を発揮する。
○優れた残効性と耐雨性を有している。黒点病に対し、20日間程度の優れた残効性を有し、散布後の積算降雨量は200mm程度まで効果が持続する。
○テブコナゾール、トリフロキシストロビンの2有効成分とも、移行性と浸達性が有り、幅広いかんきつ病害に卓効を示す。
○汚れの心配が少なく、溶けやすいフロアブル剤である、など。
◎製品概要
▽製品名:「ナティーボフロアブル」
▽登録番号:第23111号
▽成分:テブコナゾール・18.2%、トリフロキシストロビン・8.8%
▽毒性:普通物相当
▽有効年限:4年
▽荷姿:500ml×20本
▽販売ルート:商系・系統
▽適用作物名:かんきつ
▽適用病害:そうか病、灰色かび病、黒点病、貯蔵病害(緑かび病)
▽希釈倍数:1500倍
▽使用液量:10アールあたり200~700L
▽使用時期:収穫前日まで
▽使用方法:散布
※この製品に関する問い合わせは、バイエル クロップサイエンスお客様相談室TEL:0120-575-078まで。
(写真)ナティーボフロアブル(500ml)
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