野菜中のダイオキシン類の健康リスクは小さい 農水省2015年7月8日
平成25年度調査
農林水産省は、野菜等に含まれるダイオキシン類の25年度実態調査の結果を22年度と同程度の結果であるとし、野菜類から摂取するダイオキシン類の健康リスクも小さいと公表した。
農林水産省は「ダイオキシン対策推進基本指針」及び「食品の安全性に関する有害化学物質のサーベイランス・モニターリング中期計画」に基づき、農畜水産中のダイオキシン類濃度の実態を調査している。
25年度の実態調査では環境影響を受けやすい露地栽培のほうれんそうなどを22年と比較。統計的に有意な差はみられなかった。
野菜からの摂取量を、ダイオキシン類濃度が高い品目を用いて推定した結果、耐用一日摂取量の百分の一未満となり、健康リスクは小さいものと公表した。
農産物の汚染は、大気中の粒子などに結合したダイオキシン類が植物の上から降りかかることが原因とされている。農林水産省では、農産物中のダイオキシン類濃度の経年的変化をみる調査を15年度から行っており、22年度までの結果で濃度に増減がないことがわかっている。
ダイオキシンは脂溶性であるため、農産物から摂取されるダイオキシン類は、魚介や肉に比べて少ないことが過去のデータから知られている。
調査結果の詳細については農水省のホームページで。
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