「ライムギ」でストップ イノシシ牧草地被害対策2016年8月23日
農研機構西日本農業研究センターはこのほど「イノシシの牧草地被害対策Q&A」を刊行した。それによると「ライムギ」が最も食害を受けにくい草種であることを紹介している。
Q&Aでは「牧草被害の実態編」と「牧草被害の対策編」を掲載。イノシシは牧草地を鼻で掘り起こし、土中のミミズや昆虫の幼虫を食べたり、植物の根を食べたりする。その他、牧草の茎葉、飼料用トウモロコシの食害、イタリアンライグラスなど寒地型牧草の食害も発生している。
同センターの試験ほ場ではイタリアライグラスの被害が94.8%に対し、ライムギは47.7%と半分以下だった。Q&Aでは、ライムギが最も食害を受けにくい牧草種であり、侵入防止柵がなくても被害はほどんどないと紹介している。
その他、対策として、侵入防止柵の設置やワイヤーメッシュ柵・電気柵を張る際の注意点も掲載している。
農研機構のホームページからPDFデータでダウンロードできる。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(119) -改正食料・農業・農村基本法(5)-2024年11月23日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践 (36) 【防除学習帖】第275回2024年11月23日
-
農薬の正しい使い方(9)【今さら聞けない営農情報】第275回2024年11月23日
-
コメ作りを担うイタリア女性【イタリア通信】2024年11月23日
-
新しい内閣に期待する【原田 康・目明き千人】2024年11月23日
-
基本法施行後初の予算増確保へ JAグループ基本農政確立全国大会に4000人 生産者から切実な訴え2024年11月22日
-
「適正な価格形成」国関与で実効的に JA群馬中央会・林会長の意見表明 基本農政確立全国大会2024年11月22日
-
JAグループ重点要望実現に全力 森山自民党幹事長が表明 基本農政確立全国大会2024年11月22日
-
農林水産省 エン・ジャパンで「総合職」の公募開始2024年11月22日
-
鳥インフル 米モンタナ州、ワシントン州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2024年11月22日
-
鳥インフル オランダからの生きた家きん等 輸入を一時停止 農水省2024年11月22日
-
11月29日「ノウフクの日」に制定 全国でイベント開催 農水省2024年11月22日
-
(411)「豚ホテル」の異なるベクトル【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年11月22日
-
名産品のキャベツを身近に「キャベツ狩り選手権」開催 JA遠州中央2024年11月22日
-
無人で水田抑草「アイガモロボ」NEWGREENと資本業務提携 JA三井リース2024年11月22日
-
みのるダイニング名古屋店開業2周年「松阪牛ステーキ定食」特別価格で提供 JA全農2024年11月22日
-
【スマート農業の風】農業アプリと地図データと筆ポリゴン・eMAFF農地ナビ2024年11月22日
-
自動運転とコスト【消費者の目・花ちゃん】2024年11月22日
-
イチゴ優良苗の大量培養技術 埼玉農業大賞「革新的農業技術部門」で大賞受賞 第一実業2024年11月22日
-
「AGRIST Aiサミット 2024」産官学金オープンイノベーションで開催2024年11月22日