経常利益37.2%増に 顧客重視の販売展開へ −クミ化の中間決算− |
それによると、国内事業では顧客に密着した販売を展開すべく全社員の意識改革を図り、主力製品の水稲用除草剤プロスパー、ジョイスター、水稲用殺虫・殺菌剤ウィンアドマイヤー等の普及・拡販に務めた結果、当中間期売上高は220億9500万円、前年同期比2.5%の増加となった。 また、国外事業については為替が円高傾向にあったことに加え、直播水稲用除草剤ノミニーの東南アジア向け出荷の遅れ等もあり、当中間期売上高は40億5700万円、前年同期比14.8%の減少となった。 さらに、特販部門については非農耕地用薬剤の拡販に努め、製品受託加工及び花き事業に積極的に取り組んだが、当中間期売上高は21億4700万円、前年同期比6.9%の減少となった。 これらにより、当中間期における全体の売上高は283億円(前年同期比1.1%減)、経常利益は4億4300万円(同37.2%増)、中間利益は1億9000万円(前年同期1億1900万円の損失)となった。 なお、通期売上高は430億円、経常利益は6億円、当期利益2億円と予想。配当については、今後の業績見通しを考慮して1株につき3円を予定している。 同社では今後、系統組織の統廃合など農薬市場の流通の変革が更に進む中にあって、顧客重視の販売意識の浸透をさらに全社的に推し進め、市場ニーズの迅速かつ的確な対応を図っていくとともに、経営の効率化を進めて、利益の確保に努めていく。 |