去る9月12日から14日までの3日間にわたり、東京ビッグサイト東展示ホールにおいて、「27th国際福祉機器展H.C.R.2000」が開催された。
今回は、海外14ヵ国1地域を合わせ、632社(日本520社)が出展、今春の介護保険法施行も契機となり、期間中12万人を超える来場者で賑わった。
展示会場では、在宅での「介護用品・リハビリ機器」と、住宅改修、日常生活用品の出展が目立った。ちなみに移動機器251社、ベッド用品115社、入浴用品116社、トイレ・おむつ108社、日常生活用品194社、コミュニケーション機器87社、建築・住宅設備106社、施設用設備45社が出展した。
又、開催前日の朝に、NHKがこの展示会の目玉となる出展内容を報道したこともあり、各ブースとも、盛況を極めた。
中でも、富士重工業株式会社バス・ハウス事業本部が出展した「フジ介護ルーム」のブースは、異業種の出展参加ということもあり、NHKのニュース報道をはじめ、各方面から注目されていたが、介護する人される人双方の使いやすさ・快適さを基本のコンセプトとして開発された介護ルームは、来場者から高い評価を得たようだ。
優しさ、思いやり、家族の温もりといった言葉を口にすることは容易いが、それを形に表すことは至難であろう。信頼できる耐久性能、充実した設備内容、設置工事の簡易性、使いやすさ、そういったものを、説明にあたった社員の誠実な人柄もあいまって、来場者は実感したに違いない。
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