株式会社佐竹製作所（東広島市西条西本町２−３０）の代表・佐竹 覚氏は、11月13日午前２時、急性心不全のため永眠した。75歳だった。
　喪主は佐竹利子代表で、通夜及び密葬は近親者のみで執り行われる。尚、葬儀並びに告別式は、次の通り社葬をもって執り行われる。

　１、日 時 ：平成12年12月18日（月曜）午後２時より
　２、場 所 ：東広島運動公園体育館（東広島市西条町田口69番１号）

　故人は、父親の仕事の関係で３歳の時、米国に渡り米国南カリフォルニア大学大学院修士課程修了後、米国の石油会社に就職したが、1960年、約25年の米国生活を終え、佐竹製作所に入社。
　専務、副社長を経て、1990年９月社長に、1997年６月、国内外グループ全体の意志決定を行うＣＥＯ（最高経営責任者）として代表に就任した。

　米国経営学の基礎と、流暢な英語に加えグローバルな視野と先見性で、同社の海外戦略に力強いリーダーシップを発揮し、世界に躍進する今日の「サタケ」を構築した。
　また技術者としても、開発部門を指揮すると共に、自らも研究に携わり、本年４月、「米の高性能分光選別機に関する開発研究」で東京大学より工学博士号を取得した。
　一方、公務では、発明協会理事、東広島市商工会議所会頭、日本食品機械工業会会長等を務め、各界の発展に尽力した。

　偉大な業界のリーダーの急逝を痛み、衷心より哀悼の意を表します。