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エコプロダクツ2000にトーヨーがBG米を出展

 12月14日から16日までの3日間、東京ビッグサイト東展示場において、=地球と私のためのエコスタイルフェア=「エコプロダクツ2000」が、(社)産業環境管理協会、日本経済新聞社の主催で開催された。

トーヨーのBG米展示ブース
BG米について熱心に質問する人も

 地球環境問題の解決には、大量生産、大量消費、大量廃棄のモノの流れを変え、循環型経済社会を早急に実現していく必要がある。そのためには、「生産者や流通業者」、「行政・自治体」、「消費者やNGO・市民団体」の三者が一体となり、その行動を変えていくことが求められている。

 こうした変革の有効な手段として、「地球環境に与える影響に配慮した製品・サービス=エコプロダクツ」が続々と登場している。エコプロダクツをさらに普及していくために、企業や消費者が「優先的にエコプロダクツを購入し使うこと=グリーン購入」を進めることが重要となる。

 (株)東洋精米機製作所(雑賀慶二社長・本社=和歌山市黒田十二番地)では、米のとぎ汁が河川・湖沼や海の水質汚濁の大きな原因になっていることを究明し、とぎ汁公害を出さない米=BG無洗米を早くから開発し、その普及に尽力している。92年度のBG米年間生産数量は、1、500tだったが、99年度には163、000tと飛躍的に増加しており、今後も普及拡大に拍車がかかるのは間違いない。

 米研ぎの手間がなく(省力、省時間)、水資源の節約にもなり、とぎ汁公害を出さず、食味も良く、炊飯後の経時劣化も少ないという理想に近い米だ。現在は生活協同組合や外食産業を中心に販売・消費されているが、一般家庭にも徐々に浸透してきている。
 また、BG加工の過程で除去された糠は、肥料として利用できる事から、家庭菜園やガーデニングの方面からも注目されそうだ。

 今回の「エコプロダクツ2000」には、環境問題対する認識の高まりを反映し、前回を上回る300社が出展したが、中でもトーヨーの出展ブースには、食文化や環境問題に関心を持つ人が立ち寄り、終日賑わいをみせた。



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