農薬の安全適正使用の手引に 『農薬安全適正使用ガイドブック』(2001年版) −全農薬− |
全国農薬協同組合(鈴木昭二理事長=東京都千代田区内神田3−3−4)はこのほど、登録農薬の全てを収録した『農薬安全適正使用ガイドブック』(2001年版)を発刊した。昭和61年以来、年々版を重ねているもので、農薬の安全適正使用の手引として広い範囲の方々のご利用をすすめたい。 農薬の登録数は、平成12年6月30日現在5,283件となっており、それぞれ農業生産と環境保全の面で大きな役割を果たしている。全農薬では、全国農薬安全指導者協議会(安全協)を中核として「農薬安全一声運動」を日常の実践項目とし、農薬の必要性、有効性及び安全性を啓発している。 一方、平成11年7月に新農業基本法が成立し、食糧の自給率向上、安定供給、農業の多面的機能及び持続的発展など21世紀農政の基本方向が示され、これからの農業や農村の再生に期待がもたれている。植物防疫の面でも、改めてその重要性が認識され、環境と調和した、合理的な病害虫・雑草防除が求められている。 これらから、農薬の使用に当たっては、登録された農薬を使用するのは勿論のこと、使用時期や使用方法など定められた事項を確実に遵守していくことが大切だ。重ねて、本書がより多くの方々に活用されることを期待したい。 《問い合わせ先》〒101−0047 東京都千代田区内神田3−3−4 |