「21世紀は農業の時代」を再確認 卸小売協議会全国大会及び賀詞交歓会を開催 −全肥商連・全複工− |
全国肥料商連合会は1月25日、東京都台東区の池之端文化センターにおいて『卸小売協議会全国大会』を、また全国複合肥料工業会と合同で『新年賀詞交歓会』を開催、『賢く食べる−国産農産物を見直そう−』の特別講演も行われ、大会・賀詞交歓会に花を添えた。 大会席上、鈴木廣利卸小売協議会議長(静岡県・(株)松田屋)は「食料危機、自給率の低下が問われているが、国民は実感していないのではないか危惧している」としながら、「21世紀は農業の時代であり、業界は今後、勝ち組になっていかなくてはならない」を強調、さらに有機農産物に関しては、「ボタンをかけ違えているのではないか」、とした。 また、全国肥料商連合会の森田弘会長は「農業生産者の皆さんが、先が見える営農をいとなむためには、全肥商連の皆様の力を借りねばならない」としたうえで、「生産者・流通業者の間にも、世代交代の時期が来ており、しかるべき指針のもと、後事をたくしていきたい」と語った。 一方、特別講演では『賢く食べる−国産農産物を見直そう−』の演題で、女子栄養大学(農学博士)の吉田企世子教授が講演、「栄養素摂取と機能性成分摂取のバランス」、「国産野菜と輸入野菜の成分と食味」等、専門家の立場から発言し、栄養学的にみた見知から、わが国農産物の重要性を訴えた。 |