(財)報農会(中村廣明理事長)は2月2日、平成12年度農家子弟への奨学金贈呈について審査委員会を開き、提出された研究報告を審査した結果、下記の5名の農業大学校生に対し奨学金を贈呈することを決めた。
この奨学金は、植物保護に関心をもち、かつ農業後継者として科学的知識や技術を深めるために、県立農業大学校等に在籍して優秀な研究を行った農家子弟に対して贈られるもので、昭和58年度に発足して以来今回は18回目に当たる。受賞者は今回を含めて延べで82校、82名に及んでいる。なお、奨学金は各10万円でそれぞれの在籍大学校長から、賞状とともに贈呈される。
本年度の受賞者及びその調査研究課題は次の通り。(敬称略)
☆コンフューザーAによるリンゴの害虫抑制について=
福島県立農業短期大学校 園芸学科果樹専攻2年 佐藤亮平
☆物理的防除薬剤による花卉のアブラムシ類の防除=
千葉県農業大学校 研究科病害虫専攻1年 本田聖人
☆植物成長調節剤(わい化剤)の施用が早出しパンジーの生育開花に及ぼす影響=
愛知県立農業大学校 鉢物・緑花木専攻2年 堀田千次郎
☆鉢物トルコギキョウにおける各種わい化剤の効果確認=
山口県立農業大学校 園芸部花き経営コース2年 木村充雄
☆改良陽熱土壌消毒による効率的防除=
宮崎県立農業大学校 園芸学科野菜経営コース1年 尻枝聡史
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