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日本大賞2001に輝いた
「リカステ スキンネリ
’マウント オク イオウ’」 |
”世界の蘭のフェスティバル”『世界らん展日本大賞2001』が、2月24日〜3月4日の9日間、東京ドームにおいて開催されているが、日本大賞2001には石川県・金沢市の指江 正敏(さすえ まさとし)さんの「リカステ スキンネリ ‘マウント オク イオウ’」が輝いた。
中米、メキシコ、グアテマラを産地とする原種であり、「花色は淡く上品なパステルピンクで、ふくよかでバランスのとれた形をしている。通常の花径は大きくても13cm程度だが、大賞花は16cmを超えた極めて大きな、素晴らしい花」(審査評)としており、メダル審査でも洋ランで初めてになるゴールドメダルを95点の高得点で受賞している。
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受賞者の指江正敏さん |
第11回を迎えた『世界らん展日本大賞2001』。世界の20カ国・地域から約80,000株のあらゆるジャンルの蘭が出展され、審査部門エントリー数は1,727点におよんだ。そのうち個別審査部門にエントリーされた作品は1,188点であり、世界トップクラスの蘭展を物語っている。
本年の特徴は、新世紀に相応しい、オリジナリティー溢れる感性と魅力を盛り込んだディスプレイが企画・デザインされたことで、第1回目の今回は「森 英恵の創る『蘭の世界』」と題し、森英恵氏と蘭とが織りなす、鮮やかな美の世界が表現された。
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2月23日、審査講評をする「世界らん展
日本大賞2001」審査委員長・アメリカ蘭
協会会長のロジャー・ブラウン氏 |
森 英恵 氏デザインの「森 英恵の創る『蘭の世界』」 |
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星占いの13星座にちなんだ「らん」を展示、講評を博した
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各審査部門の最優秀賞受賞者は次の通り。(敬称略)
【個別審査部門】(日本大賞)
リカステ スキンネリ ‘マウント オク イオウ’
指江正敏(石川県金沢市)
【フレグランス審査部門】(最優秀賞)
ブラソレリオカトレア グリーンウィッチ‘アフル’
岩井昭子(埼玉県大宮市)
【ディスプレイ審査部門(オープンクラス)】(最優秀賞)
2001年空間の旅 向山蘭園(山梨県塩山市)
【ディスプレイ審査部門(愛好家クラス)】(最優秀賞)
森の呼吸ー新世紀を彩なす
室蘭オーキッドクラブ(北海道室蘭市)
【フラワーデザイン審査部門(最優秀賞)】
再生 内田悦子(山梨県山梨市)
【美術工芸審査部門(最優秀賞)】
ブラッシア属レックス 堀澤恵美子(東京都大田区)
【寄せ植え審査部門(最優秀賞)】
蘭の庭園 堂ヶ島洋らんセンター&らんの里
堂ヶ島・内田一仁(静岡県賀茂郡)
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