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佐竹 利子 代表 |
(株)佐竹製作所(佐竹利子代表・東広島市西条西本町2−30)では、インド西部大地震の被災者救援のため、同社の非常食商品「マジックライス」3000食分を2月17日、インドに向けて発送した。
届け先は、震災地で救援活動を行っているNGO(FRIENDS OF OLL、所在地・アーメダバード)で、ニューデリーの同社インド支店を通じ日本大使館より紹介を受けた。
NGOからは、サタケに対し「今後も救援活動は続くので、非常食の提供は大変にありがたい」とのメッセージが届けられた。なお、輸送に当たっては、日本通運(株)に依頼したところ、その趣旨について賛同を得て、低料金で引き受けてくれたという。
マジックライスは、お湯や水だけで調理できる加工米で、1995年(平成7年)にサタケが開発した。室温で長期保存がきくことから、災害時の保存食として東京都や大阪府等、多くの官公庁・各種団体が採用している。
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マジックライスを食べるインドの被災者 | (株)佐竹製作所は、1896年、日本で最初に動力精米機を考案し生産した。以来、一世紀以上に亘り研究開発を重ね、穀類加工技術の分野では世界最大の食品産業総合企業として活躍している。製品は世界140ケ国に輸出され、近代的精米工場については100%近い独占的シェアを占めている。
現在では、米麦を中心に栽培から食卓に上がるまで、全ての工程を業務範囲としてカバーしており、単に機械を販売するだけでなく、プラントやシステムをトータルエンジニアリングとして、幅広く提供できる世界唯一の企業に成長している。
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