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中国・南通に農薬工場を建設
除草剤・殺虫剤、年産6,000トンの能力

― シンジェンタ ―

 シンジェンタ(スイス)はこのほど、中国・江蘇省南通(ナントン)市で建設を進めてきた農薬の新工場が完成したことを明らかにした。投資総額は8,500万米ドル(約100億円)に及び、中国で最大級の農薬製造プラントとして稼働する。
 本プロジェクトは、旧ゼネカアグロケミカルズと現地企業との合弁プランに基づいたもので、1999年春に着工していた。南通工場では、除草剤「グラモキソン」と主力殺虫剤「クンフー」を製造、中国はもとよりアジア・太平洋地域に対する供給体制が敷かれることになる。
 シンジェンタは、ノバルティスのアグリビジネスとゼネカアグロケミカルズが、2000年11月13日に合併して誕生した世界をリードするアグリビジネス企業。日本においては、この7月1日の設立を目指して準備が進められている。
 このほど完成した南通工場は、旧ゼネカが江蘇農薬と南通化学をパートナーとし、上海の北方の揚子江沿いに建設された。非選択性除草剤「グラモキソン」とピレスロイド系殺虫剤「クンフー」を製造するプラント。生産能力は年産6,000トン規模。
 なお、シンジェンタは農薬分野では世界第1位、高価値種子の分野では世界第3位にランクされる。2000年度の試算売上高は約69億ドル(約7,370億円)、世界50カ国以上で事業を展開し、20,000人を超える従業員を擁している。



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