(株)佐竹製作所が社名変更 新社名 株式会社 サタケに |
この発表は、業界関連報道各社との意見・情報交換の場を定期的に持つことを意図した、サタケ主催の「第一回定期懇談会」(4月27日、カナダ大使館ビルのシティクラブ・オブ・東京で開催)の席上で明らかにされたものだ。 この会合には、佐竹利子代表をはじめ、福森副社長、古賀取締役等が出席し、・社名変更・事業体制と新たな施策・業績報告と当期目標・佐竹利子代表等の博士号授与・特許訴訟について等の報告と説明がなされた。 同社は、米麦をはじめとしたトータルテクノロジーの食品産業総合企業であり、日本はもとより、世界140ケ国と取引のある業界の最大手企業だ。 これまでの顧客に対するサービス、新たな顧客に対するサービスをさらに充実させるため、同社は新社名のもと「お客様第一主義」を、さらに徹底させていく方針だ。
新しいサービスとしては、「全国精米工場巡回診断」を無料で展開している。同社の技術者とサービス担当者、営業担当者の三者がチームを組んで、各精米工場を回り精米の品質チェックや、とう精管理のノウハウをアドバイスしたり、食味向上や衛生管理、生産コストの低減等あらゆる相談に応じている。
平成12年度の業績は(平成12年3月から13年2月)売上高430億円、税引前利益17億円程度になる模様だ。平成13年度の売上は、500億円を目標にしているが、精米部門のNTWPの評判が高く、プラント、調整機、海外の各部門も出足好調で、大幅な売上増が見込まれている。 「技術のサタケ」の伝統を継承しつつ、「お客様第一主義」を掲げ新世紀に挑戦するサタケの活躍に期待したい。なお先般の洗い米特許に関する東京高裁の判決を不服とし、サタケでは最高裁に上告の手続きを済ませている。 |