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平成12年度の決算を公表
増収増益・売上高677億円余

― 全国農協直販 ―

 全国農協直販株式会社(本社=千代田区九段北4−1−3飛栄九段北ビル・小原 実社長)では、6月27日に大手町のJAビルにおいて第22回定時株主総会を開催し、平成12年度(H12年4月〜H13年3月)の決算概要を報告した。
 それによると、景気の低迷に伴い個人消費も低調に推移し、食品業界においても競争激化、価格の下落等、厳しい経営環境にあったが、同社は、ローコストオペレーションを始めとする経営改革に取り組み、積極的な新商品開発と営業活動の強化を推進してきた結果当期は、売上高、経常利益、当期利益とも前年実績を上回った。

 各部門の経過は次の通り。
乳品部門
 「農協牛乳」を始めとする牛乳群は、大幅な伸びを見せたが乳飲料は前年を下回った。
 発酵乳・デザート群全体は、前年度を下回った。この結果、合計で売上高は前年同期比115%となった。
果汁部門
 主力の「100%果汁類」はグレープフルーツ類の伸長等により、前年実績を上回ったものの、非天然果汁群は、製造調整実施等により大幅に減少した。この結果、合計で売上高は前年同期比103%となった。
食品部門
 主力の無菌包装米飯「ふっくらごはんシリーズ」や「缶トマト、野菜ジュース」は順調に推移したが「漬物」「ギフト」「ミネラルウォーター」等が減少した結果、合計で売上高は前年同期比99%の微減となった。

 これにより、トータルの売上高は667億3,400万円(前年比111%)、経常利益は2億9,497万円(前年比262%)当期利益は8,159万円(前期比116%)となった。、
 平成13年度経営方針は、引き続き厳しい経営環境が続くものと思われるが、第5次中期3カ年計画の2年目として事業目標必達を期し、関西基幹工場稼働による生産体制の充実を図ると共に、商品開発の強化・品質保証体制強化等に積極的に取り組み、経営基盤の強化と業績の向上に努力していく等を明らかにした。
 なお、平成13年度の売上高は、前年比104%の740億円を計画している。

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