去る7月14日、15日の両日、千代田区北の丸公園の科学技術館展示場において、(社)日本米穀小売振興会、(財)全国米穀協会の主催で、第5回ライスマーケティングサポートフェアが開催された。
この催しは、米穀小売業者(専門店、生協、スーパー、コンビニ等)・米穀卸売業者等の流通関連業者、生産者・農業生産法人・農協・出荷業者等の生産関連業者、外食産業・炊飯給食事業者等の炊飯加工業者、一般消費者等を対象に開催される専門展示会であり、今回も猛暑の中、多数の関係者が来場した。
会場では、「品質システムの国際標準」ISO9000についてのセミナーや、「新世紀のコメ専門店・生き方を読む」といったパネルディスカッション等も開催された。
今回の展示では、次ぎの各社の展示が注目された。
◎静岡製機株式会社
・穀物の水分を粒のまま迅速に測定する「単粒水分計」CTR−200E(米・麦用)
・米の食味成分と外観品質の評価が手軽にできる「簡易型米品質評価システム」VPA−3100
◎株式会社安西製作所
・2次選別一体型で石やガラス等あらゆる異物を確実に除去する「スーパーチェッカー異物専用選別機」FMCシリーズ
◎株式会社山本製作所
・乾式研米で、糠がほとんど残存せず、無洗米に近いきれいな米に仕上げる「カピカ」シリーズ
・30kg紙袋を、パレットごとセットするだけで全自動で解袋作業をこなす「全自動解袋ロボット」(仮称「タフマン」、今秋発売予定)
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(株)クボタのブース
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右(株)シガリオの
舘花社長 |
◎株式会社クボタ
・残留米がない、好評のたて型精米機「米伯楽」VM−30
・ガラスも石も、大流量で高精度選別する、クボタガラス選別機「米奉行]KGMシリーズ
◎株式会社シガリオ
・栄養の宝庫、玄米を超微粒粉末にした「リブレフラワー」とそれを用いたパン、ドリンク等の加工食品等。この商品は、今後、各方面から注目されるだろう。同社の舘花社長は「健康食材として優れた効用があり、米の消費拡大にも貢献するもの」とコメントした。