シンジェンタ ジャパン(株)(デニス・ターディ社長=東京都中央区晴海1−8−10)は7月25日、トリトンスクエア オフィスタワーX 5階、第1会議室において「シンジェンタの日本における戦略」で記者会見を行う。紆余曲折の中での、待望の記者会見に。 「紆余曲折」は、形式的には「6月29日の記者会見が、何故約24時間前(28日午前11時過ぎ)に突然の中止となったのか」への業界の疑問であり、実質的には「巨大農薬企業の誕生ほど、細部にわたる微調整の難しさ」を匂わせる所に集約される。
また「待望」は、同社(旧ノバルティス アグロ(株))は昨年10月、JA全農への直接販売を始動したが、こと商系ルートにおいては、ゴールデンキークラブと(株)トモノアグリカとの流通の整合性をどう再構築しながら、どう食糧生産に応えるかへの期待。
秒読み段階にあった記者会見の「中止」は、「(欧米においては日常茶飯事かもしれないが)、日本の風土・慣習においては〃前代未聞〃の話しだ。何かあるのではないか」(業界評)との風評。これに応えるだけの記者会見を、真摯な態度のもとに敢えて期待したい。
なお、本紙及びホームページにおいて、村田興文氏の営業本部長の「抜擢」との表現は、少なくとも「業界からの(消去法的な)抜擢」と読んでいただきたい。シンジェンタが「新時代を予感させる農薬企業」であるとしても、地球の重さ命より、人間の重さ命の尊さを知らなければ、全ては無に帰す。
記者会見には、デニス・ターディ社長を含む取締役4名及び各セクションの部長クラス全員が出席する模様。
〔シンジェンタの日本における戦略〕記者会見
平成13年7月25日 午前10時30分〜11時30分 トリトンスクエア オフィスタワーX 5階 第一会議室
東京都中央区晴海1ー8ー10 電話(03)3532ー2701