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アグリビジネス業界ニュース |
新社長にヴェニング専務 財務の第一人者として抜擢 ― バイエル ― |
シュナイダー社長は1992年4月以来、10年間に亘り同社社長を務めることになる。来年4月の株主総会で、同氏は監査役会の選挙に立候補し、会長候補になる予定。 次期社長に指名されたヴェニング氏は、CFOとしてバイエルがバリュー・マネージメントという企業価値を増大させるための利益率ベースの管理手段を導入する際に決定的な役割を果たした。また、同社管理職の業績給をバリュー・マネージメント制度と結びつけてもいる。 【ヴェニング氏の略歴】 ヴェニング氏は、1946年10月21日レバクーゼン・オプラデン生まれ。ドイツ・バイエル社への入社は、1966年4月1日。財務と経理で1年間訓練を受けた後、企業監査部に1年間勤務した。1970年には、初めて海外に赴任し、ペルーのリマに設立されたばかりのバイエル・インダストリアル社の財務・経理部部長に就任している。 1975年、同氏はレバクーゼンに戻り、企業監査部に3年間勤務。その後、1978年に南米に戻り、ペルーのバイエル・インダストリアル社マネジング・ディレクターに就任した。 1983〜1986年、レバクーゼンのヘルスケア事業部門の人事部長を務めた。その後、プラスチック事業グループに転じ、熱可塑性樹脂のマーケティング部長に就任。1987年には同事業グループの国内・国際マーケティングの責任者となる。 1991年から同氏は1年間、ベルリンにある民営化機関(信託公社)に配転になった。1992年、再び海外勤務となり、バルセロナのバイエル・イスパニア・インダストリアル社のマネジング・ディレクターとスペイン・バイエル代表を兼務した。1996年4月、レバクーゼンの経営企画・管理部部長に就任。 ドイツ・バイエル社の経営委員会委員(専務)に任命されたのは、1997年2月1日のこと。現在、財務委員会委員長、企業統括委員会委員長と人事委員会委員を務めている。また、中南米、南アフリカ、中東の各地域の代表でもある。 その他では、フランクフルトのドイチェ・アクティーンインスティトゥートのバイスプレジデントでもある。 ヴェニング氏は既婚、娘2人。熱烈なスポーツファンであり、かつては熱心なサッカーの選手であった。現在はジョギングが中心であり、スケジュールが許す限り、サッカー観戦を楽しんでいるという。バルセロナ勤務以降、スペインとその文化遺産に関心があるなど、多方面にわたり関心を示すことが魅力となっている。 |