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アグリビジネス業界ニュース |
さらに直販機能の強化を果たすべく 「ディーエーエス菱商」が始動 ― ダウ・ケミカル― |
一連の変更は、ダウ・ケミカル社の農薬部門であるダウ・アグロサイエンスがR&H(本社:米国・ペンシルバニア州)の農業化学品部門買収を本年6月1日に完了したこと、及び年初より進めてきた菱商農材株主との協力の促進に伴うもの。 ダウ・ケミカル日本(株)は、ローム・アンド・ハース・ジャパン(株)と三洋貿易(株)の合弁会社であったアグリード(株)及びアルファス(株)の全株式を取得し、両社はダウ・ケミカル日本(株)の100%子会社となった。 本年1月9日にダウ・ケミカル日本(株)が資本参加し39.4%の株式を保有していた菱商農材(株)は、9月28日に70000株の新株式を発行した。この新株式については、55000株をダウ・ケミカル日本(株)が、また、15000株を三菱商事(株)が追加出資し取得した。 この結果、ダウ・ケミカル日本(株)の出資比率は全株式の51%、三菱商事(株)34%、大日本インキ化学工業(株)11%、三菱化学(株)4%となり、社名を9月28日付けで「ディーエーエス菱商(株)」と改名に至った。今回の増資で資本金は1億8000万円から3億2000万円に拡大している。 今回の措置で、ダウ・ケミカル日本(株)より新たに36名が出向する新会社「ディーエーエス菱商(株)」は、販売組織の統合により一般農薬、緑化農薬の製品・原体及びバルクの販売を手掛ける。また、白蟻及び衛生害虫防除剤ビジネス、中間体およびバイオテクノロジー事業は、引き続きダウ・アグロサイエンス事業部門が担う。 【解説】 |