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アグリビジネス業界ニュース |
年度末実績は98%台の攻防か 平成13年8月度農薬出荷概況 ― 農薬工業会― |
農薬工業会(山本佳彦会長)は10月10日、『平成13年8月度農薬出荷概況』を発表した。それによると、8月度累計では出荷数量26万4000トン(前年比1万7000トン減、94.1%)、出荷金額3325億円(同74億円減、97.8%)となり、数量ではやや、金額ではわずかに減少した。
平成13農薬年度の期間は、昨年10月1日〜本年9月30日まで。 単純には見れないが、昨年9月単月の出荷金額は約230億円となっており、これを8月までの実績に合算すると3555億6200万円となり、昨年の最終値3625億6000万円と比較すると前年比98.1%となる。ちなみに、クミアイ安全防除推進協会の9月末実績は95.8%となっている。 また、使用分野別の前年比増減を見ると、分類なしの金額(102.6%)を除いて数量、金額ともに全て減少した。数量(91.5%)、金額(96.9%)とも水稲剤の落ち込みが大きい(表2)。 さらに、種別での前年比増減では、植調剤の金額(102.6%)を除いて全て減少した。背景としては、全体のウエイトが高い水稲殺虫剤(93.7%)、殺菌剤(87.5%)及び非農耕地除草剤(90.5%)の低調が大きく影響している(表3)。 |