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スティーブン・タトル
代表取締役副社長
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本紙既報の通り、ダウ・アグロサイエンス(DAS)グループジャパンは11月14日、東京・帝国ホテルにおいて『DASグループジャパン発足披露パーティ』を開催し、3つのキーワードを元にしたビジネス関係の構築による国内農薬事業の戦略を明らかにした。
この所信表明は、ダウ・ケミカル日本(株)代表取締役副社長(ダウ・アグロサイエンス事業部門管掌)のスティーブン・タトル氏が行ったもので、3つのキーワードは「素晴らしい人材・社員」、「素晴らしい製品・サービス」、「素晴らしい顧客」からなる。
総じて「顧客重視」のビジネス戦略だが、このためにも製品に対するプロフェッショナル性、顧客に対する迅速的な対応、熟知した技術対応、有意義な情報の提供をモットーにしていくとしている。
DASはこれまで、顧客に対してよりよい製品、サービス及び人材の提供を目標としてきたが、今回、新会社「DAS菱商」に出資し、またローム&ハースにおいてはアグリードとアルファスを統合することにより、この目標をさらに成長させることとなった。
DASグループジャパンの統合は9月28日に終了しているが、これは「日本国内全体をカバーするシームレスな大きな組織」(タトル氏)の構築で実現した。グループジャパンは、DASという1つの大きな企業となり新しい「農業の年」と認識を新たにし、日本市場によりよく対応していく「新しき芽生え」として大きな期待が寄せられている。