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アグリビジネス業界ニュース |
自社原体「ベンゾビシクロン」等 水稲除草剤事業に求心力 ―エス・ディー・エス バイオテック― |
昭和電工(株)(大橋光夫社長、本社=東京都港区)の連結子会社である(株)エス・ディー・エス バイオテック(白井孝社長、本社=東京都港区:以下SDS)は12月3日、昭電ビルにおいて記者会見を行い『新規水稲用除草剤の開発状況』を明らかにした。
このうち『クサコントフロアブル』は、三共(株)との共同開発によるもので、同社の一元販売。今当用期より一年生持続型除草剤(2種混合剤)として試販され、高い除草効果が確認されている。特に、畦から侵入するイボグサ等の防除にも有効なことが明るい材料だ。一年生持続型除草剤から初期一発除草剤として適用拡大中。 また、3種混合初期一発除草剤の『スマートフロアブル』は、12月4日よりクミアイ化学工業(株)、日本バイエルアグロケム(株)の2社から市場投入される。SU抵抗性雑草の防除が急務とされる北海道、東北地方での効果が期待されており、特にエゾノサヤヌカグサに卓越した効果を示すことが指摘できる。 さらに、『フォーカスショットジャンボ』は2種混合の初期ジャンボ剤に位置付けられる。一発ジャンボ剤への適用を拡大し、2002年秋の上市予定。50グラムパックを10アール当たり10パック投入する省力型の製剤で、科研製薬(株)と共同開発中。特に、難防除のカヤツリグサ科雑草であるクログワイ、シズイに対して高い効果を示す。 |