JA全農とアベンティス クロップサイエンス シオノギ(株)及び日産化学工業(株)は、水稲用一発処理除草剤「トレディプラス1キロ・トレディプラス顆粒・トレディプラスジャンボ・トレディワイド1キロ粒剤」の農薬登録をそれぞれ取得し、12月より市場展開に入る。
「トレディプラス1キロ粒剤・顆粒・ジャンボ」は、JA全農とアベンティス クロップサイエンス シオノギ(株)が共同開発したノビエに高い効果を示し、残効性にも優れる「オキサジクロメホン」(試験名:MY−100)と、アベンティス クロップサイエンス シオノギ(株)が開発したアゼナ等の一年生広葉雑草及びホタルイに対する効果の高い「クロメプロップ」(同:MY−15」、さらに、JA全農と日産化学工業(株)が共同開発した「ピラゾスルフロンエチル」(同:NC−311)を合理的に配合した混合剤で、同じ商品名で3種類の製剤型を揃えたシリーズ。
さらに、「トレディワイド1キロ粒剤」は、「トレディプラス」の成分にダウ・ケミカル日本(株)が開発した「シハロホップブチル」を混合しノビエの3葉期まで使用できる、名前の通りワイドに使える水稲初中期一発処理剤。
これらにより、既に、平成12年に上市した「トレディ顆粒」、このほど市場展開に入る「トレディプラス1キロ粒剤・顆粒・ジャンボ」、さらに「トレディワイド1キロ粒剤」を加え、待望のトレディシリーズが全て出揃ったことになる。
同社では、シリーズ化により「一層多様化する除草スタイルのニーズに対応出来るものと確信する」(農業化学品事業部営業統轄部)、としている。トレディシリーズの販売は、JA全農を通じJAグループが行い、3年後のトレディシリーズ合計の普及目標として15万ヘクタールを挙げている。
〔本件に関する問い合わせ先〕
日産化学工業(株) 農業化学品事業部営業統轄部 森山有紀男 電話(03)3296−8141