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アグリビジネス業界ニュース |
第3回「新米の食味維持システム」の公開実験 〜エコグリーンカプセル米が新米・魚沼コシを上回る〜 ―東洋精米機製作所― |
立会人・オブザーバーほか多数の報道陣が見守る中、第1回公開実験時に封印保管され、丸2年を経過した玄米・BG無洗米が出庫された。 また、他社の低温倉庫に保管されていた玄米3種類も前日に出庫され、計5種類の試料米と、新米の風味や香りと比較する意味で、魚沼コシの新米を加え、全6種類の試料米が用意された。 このうち他社低温倉庫に保管されていた試料米3種の内から、立会人代表が1種類を選択し、エコカプセル保管の2種、新米1種を加え、合計4種の試食米が選ばれた。 この4種の試食米はBG無洗米を除き、同社スタッフにより洗米の上1時間浸漬された。それらは立会人代表により、完全目隠し状態にされ、立会人・オブザーバー・取材陣を含め、総勢38名による厳正な試食評価を受けた。 その結果、試食総合評価では1位(+38点)エコグリーンカプセル玄米、2位(+27点)エコグリーンカプセルBG無洗米、3位(+21点)平成13年産魚沼コシヒカリ、4位(−5点)他社保管玄米の順位となり、それも大差であったことが一同を驚かせた。
公開実験の総評で、トーヨーの雑賀慶二社長は「エコグリーンカプセルシステムは、食味劣化を防ぐだけではなく、保管中に米の旨み成分を醸成する効果があるように思っていた。それが今日の結果を見て、はっきり確認できた感がする。これからはウイスキーのように『○○年もののカプセル米』と重宝されることになるかもしれない」と予想以上の好結果に驚きの感想を述べた。 |