日本農薬学会主催による『日本農薬学会21世紀記念シンポジウム−農薬と環境と安全性−』(日本農薬学会公開セミナー「農薬とは何か」第31回市民講座)が6月14日、札幌市 郵便貯金会館「メルパルク札幌」で開催される。21世紀記念シンポジウム全国展開の一連のもの。入場無料。
農薬は農業生産資材として、農作物の安定的供給と高品質化、農作業の軽減等に大きな貢献を果たしてきた。また、農薬の製造、販売、使用等は農薬取締法で厳しく規制され、毒性、残留性、使用方法等について十分な検討が行われている。
しかし、農薬を使用する方、農薬適正使用の指導を担当する方、一般消費者の方、及び農薬の普及・販売担当者の方々の中には、「農薬の安全性」に対する不安があることも懸念される。これを受け、日本農薬学会では、21世紀における農薬使用のあり方をより多くの方々と話し合うために、同シンポジウムを開催する。
第1部の話題提供として、「農薬とは! その役割と安全性を考える」で日本農薬学会 島根大学生物資源科学部の山本広基教授が、また「消費者からみた農薬」で(社)北海道消費者協会の塩越康晴商品テスト部長が、それぞれ講演する。
第2部のパネル・ディスカッションには上記2名の他、消費者の立場から生協コープさっぽろの石坂裕幸氏、研究者の立場から大塚化学(株)の梅津憲治氏、道行政の立場から道農政部道産食品安全室の西田稔明氏が、それぞれ出席する。なお、座長を日本農薬学会・(独)農業環境技術研究所の上路雅子氏がつとめる。
【問い合わせ先】(社)緑の安全推進協会 電話(03)3231−4393
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