JACOM ---農業協同組合新聞/トップページへジャンプします

アグリビジネス業界ニュース

英知と真摯な取り組みを結集し
業界活性化に向けた活動を着実に
−農薬工業会−


山本佳彦会長
山本佳彦会長
藤本修一郎副会長
藤本修一郎副会長
井上克信副会長
井上克信副会長
 農薬工業会(山本佳彦会長=正会員56社・賛助会員26社の総計82会員)は5月16日、東京都中央区の日本橋倶楽部会館において『第71回通常総会』を開催し、平成13年度事業報告及び収支決算、平成14年度事業計画及び収支予算をそれぞれ承認した。
 また役員の改選が行われ、新理事25名と新監事3名を選出、その後の新理事による臨時理事会で山本佳彦会長(やまもとよしひこ・北興化学工業(株)社長)、藤本修一郎副会長(ふじもとのぶいちろう・日産化学工業(株)社長)、井上克信副会長(いのうえかつのぶ・日本曹達(株)常務)の3役を再任した。
 国内農薬業界は、引き続く農薬需要の低迷、9年連続の農薬価格の引き下げ(平成14農薬年度価格は、平均1.2%の値下げ)、及び研究開発費や安全対策費などの増嵩によって、各企業の経営環境はますます厳しさを増している。
 これらの背景下、農薬工業会では農業生産の安定向上と国民の健康保護、さらに環境の保全に寄与していくために、農薬の研究開発から生産、流通および使用までの全般にわたって農薬産業の発展と社会的使命の達成を目指している。
 このため、同工業会では新年度事業計画においても、特に安全と環境に関する自主管理をいっそう推進するとともに、農薬の適正使用の確保と正しい理解を広めるため、安全使用等の技術指導、ホームページ等による情報提供などの安全広報活動を効果的に展開していく。
 また、この他の重点活動として、無登録農薬の追放、農薬の生態系への影響をも踏まえた農薬の安全使用対策、内分泌攪乱化学物質問題、農薬空容器の適正処理などについて、それぞれの委員会活動を通じて適切に対応していくことにしている。
総会後のパーティーで
総会後のパーティーで
 農薬工業会では、本年度も引き続き農薬流通の合理化、流通の適正化・近代化等を推進していくため、返品の削減及び物流の合理化等に取り組み、企業経営の改善強化に努めていくが、「会員各位の英知と真摯な取り組みを結集し、業界の活性化に向けての活動を着実に進めていくことが私達に課せられた責務」(山本会長)は、極めて新鮮だ。


農業協同組合新聞(社団法人農協協会)
webmaster@jacom.or.jp