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アグリビジネス業界ニュース

内田氏が農薬事業部門のトップに
豊富な海外経験に期待
−ダウ・ケミカル日本−


内田敬一郎氏
内田敬一郎氏
 ダウ・ケミカル日本(株)(神永剛社長、本社:東京都品川区)は6月3日、スティーブン・タトル代表取締役副社長兼ダウ・アグロサイエンス事業部門日本・韓国管掌が7月15日付けで退任し、後任に同事業部門の内田敬一郎スペシャル プロジェクト エグゼクティブが就任すると発表した。7月1日の取締役会で承認後、正式決定される。
 前任者のスティーブン・タトル氏は、1996年8月にダウ・ケミカル日本のダウ・アグロサイエンス事業部門のビジネス ディベロップメント リーダーとして着任し、1999年11月より現職に就任した。今回の人事で、ダウ・アグロサイエンス事業部門管掌としての任務を終え、ダウ・アグロサイエンス本社(米国インディアナ州インディアナポリス)に戻り新しい任務に従事する。
 後任の内田敬一郎氏は、1948年生まれの54歳。1970年に三菱商事(株)に入社し、2002年3月に同社を退職するまでの32年間、主に肥料、農薬取引に従事してきた。また、ロンドン、メルボルン、マドラスでの合計15年間に及ぶ海外駐在を経て、1996年6月に菱商農材(株)(現ディーエーエス菱商)の代表取締役社長に就任、その後、2002年3月にダウ・ケミカル日本(株)ダウ・アグロサイエンス事業部門に移籍し、現職に就任した。特に、その豊富な海外経験に期待が寄せられている。

 〈スティーブン・タトル氏の談話〉
 1996年にダウ・ケミカル日本(株)ダウ・アグロサイエンス事業部門に着任し、日本における農薬市場で活動できたことを心から幸せに思っています。在任中ご厚情を賜りましたお客様及び農薬業界の皆様方に、厚く御礼申し上げます。後任の内田敬一郎を引き続きご支援賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

 〈内田敬一郎氏の談話〉
 日本におけるダウ・グループの農薬事業は1965年以来37年間、主に原体メーカーとして活動してまいりましたが、ここ数年で大きな変革(ディーエーエス菱商の経営権獲得・ローム&ハース農薬事業の統合)を遂げました。この事はダウの農薬事業に対する積極的な姿勢を表しています。前任者スティーブン・タトルの後任として、ダイナミックに動いている本邦の農業事情・農薬業界において皆様方のご支援・ご協力を仰ぎつつ顧客の視点に注力した事業の展開を図りたいと念じております。ご鞭撻を頂きたく、何卒宜しくお願い申し上げます。


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