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アグリビジネス業界ニュース
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中間純利益は21.4%増 |
クミアイ化学工業(株)(望月信彦社長)はこのほど、『平成14年10月期中間決算短信(連結)』を公表した。それによると、売上高305億7300万円(前年同期比3.4%減)、経常利益27億5800万円(同6.1%増)、中間純利益19億2000万円(同21.4%増)となった。 化学品部門のうち、国内事業においては、販売2年目の水稲用除草剤「パットフル」は大幅な売上増となったが、水稲用除草剤「ウルフエース」、「プロスパー」、「ジョイスターフロアブル」はやや減少した。受託加工全体では前期に比べやや低調に推移した。 また、国外事業においては、棉用除草剤「ステイプル」が在庫増加もあり、米国向けは減少した。水稲用除草剤「ノミニー(米国での商品名「レジメント」)」は米国での登録を取得し、新規に上市したことで、大きく売上が伸長した。 これらの結果、化学品部門としては、売上高290億4800万円(同3.6%減)となった。 その他の部門において、流通部門は原油高などによるコストアップ要因を抱えるとともに、需要の低迷による値下げ要請にさらされ、また印刷部門は省包装化等による需要減少から受注競争がさらに激化するなどともに厳しい状況にあった。その中で、営業活動の強化に努め、新規顧客の取扱拡大に努力した結果、流通部門の売上高6億8700万円(同4.4%増)、印刷部門の売上高8億3700万円となった。 なお、期末見通しは売上高475億円、経常利益14億円、当期純利益11億円を予想、期末の配当金は、1株当たり3円を予定している。 |