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アグリビジネス業界ニュース

(株)農協観光 4期ぶりの赤字
−(株)農協観光−


 (株)農協観光の平成13年度決算は経常損失2億円となり、4期ぶりの赤字。テロや空爆の影響による海外旅行の減少が響いた。また航空会社やホテルなどのインターネットを活用した直販化なども影響した。
 しかし国内旅行は東西に開業したテーマパークの効果などから比較的増加傾向で推移した。
 取扱高は7%弱落ち込み1217億円。営業収益は174億円。当期損失は2億4000万円。
 定時株主総会は6月27日に開かれた。営業報告によると、前期は牛海綿状脳症(BSE)対策として牛肉を食べる団体旅行といった特徴商品を出し、また海外旅行では「中国四川省・世界遺産の旅」に力を入れ、チャーター機73便を飛ばした。
 今期は全国のJA支店を拠点に地域とのふれあいを強め、グリーンツーリズム関連など農協観光ならではの旅行商品を拡充する。これは農業・農村の資源を活用するもので、とくに学校への働きかけを強める。
 取締役会では岡毅代表取締役会長、飯塚茂代表取締役社長を再任。専務にはJ野薫常務が昇格。常務には原時男取締役と中野武弘取締役が新任された。


農業協同組合新聞(社団法人農協協会)
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