日本の農業が発展していくためには、高品質の農産物が収穫された後の、加工・流通の技術、業務(ポスト ハーベスト ビジネス)の向上が不可欠であると、昭和54年に創設された「農産物流通技術研究会」は、季刊誌・年報の発行や、定例研究会の開催など、活発な活動を展開している。
同技術研究会では、来る9月13日に開催される第106回研究例会において、近年急速に需要を伸ばしている無洗米を取り上げる。
無洗米は、全産業的視点で見ても、近年の大発明、大ヒット商品といわれ、消費者の認知度・リピーター率も高い。今後、無洗米の加工製造量と消費量は、間違いなく大幅に伸びていくと予想される。
それだけに、需要に対応する供給体制の問題、製造過程の問題や品質、食味、製造コストの問題など、幾つかの課題を抱えている。
同技術研究会では、そうした無洗米の現状と課題を踏まえ、「無洗米の新たなる発展に向けて―設備面の課題と需要新調―」をテーマに研究会を開催することにしたものだ。研究会の概要は次の通り。
◎テーマ・・・無洗米の新たなる発展に向けて―設備面の課題と需要新調―
◎開催日時・・・2002年9月13日(金)13:30〜16:30
◎会場・・・東京都中小企業振興公社(秋葉原庁舎)第一会議室
(千代田区神田佐久間町1-9)
◎参加費・・・会員2000円/人、非会員20000円/人
◎講師とテーマ
・「無洗米の現状と今後の課題」
(社)日本精米工業会常務理事・桂木優治氏
・「無洗米加工設備の開発とこれからの展望」
(株)サタケ取締役技師長・金本繁晴氏
・「無洗米の流通と消費者の動向」
全農パールライス東日本(株)取締役製造部長・安藤 繁氏
このセミナーに関する問い合わせは、農産物流通技術研究会事務局 TEL=03-3835-2888まで。
|