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アグリビジネス業界ニュース

客単価5年ぶりに前年比プラス
8月の外食産業市場

―日本フードサービス協会 ―

 客単価が下がりっ放しだった外食産業だが、8月は5年ぶりにプラスに転じたという市場動向調査結果8月分を日本フードサービス協会が24日まとめた。新規出店を含めた全店ベースの売上げは前年同月を2.2%上回り、客数は0.9%と伸びは僅かだったが、客単価は1.3%伸び、平成9年10月以来の反転で売上増に結びついた。
 ファミリーレストラン、パプ、居酒屋、喫茶は店舗増加で売上げが伸び、和風が落ち込んだ反面、めん類や持ち帰り米飯、回転ずしは伸びるなど業種にばらつきがある。店舗数は5.1%増え、特にファミレス中華、居酒屋などが多い。
 既存店ベースでも客単価は3.1%と10年3月以来のプラスに転じた。売上げは5.4%減だが、7月に比べるとかなりの改善。昨年8月は牛丼(ファーストフード和風)値下げで客数が大幅に増えたが、今年は反動で91.7%と大きく前年割れし、全体の売上減少となった。
 ファーストフード和風でも、めん類は客数、客単価、売上げともに前年を上回った。ファミレスは売上げが97.4%と7月から大きく回復した。焼肉も客数90.5%、売上げ86.7%まで回復してきた。


農業協同組合新聞(社団法人農協協会)
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