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アグリビジネス業界ニュース

「バイエル クロップサイエンス」が始動
当面は第1・第2営業部体制で

―日本バイエルアグロケム―

 バイエルによるアベンティス クロップサイエンスの買収で本年6月、シンジェンタに続く世界第2位の農薬会社「バイエル クロップサイエンス」が始動していたが、日本においても10月1日付けで新体制「バイエル クロップサイエンス」がスタートした。
 先ず、日本バイエルアグロケムは社名をバイエル クロップサイエンスに変更、またアベンティス クロップサイエンス シオノギの本社機能をバイエル クロップサイエンスに移転並びに統合、さらに両社の営業所・営業事務所の移転並びに統合が行われている。
 両社の法的な統合は時間を要しそうだが、統合に向けた体制づくりは加速をつけている。直販営業体制では、一部を除き基本的にはバイエル製品を扱う第1営業部、アベンティス製品を扱う第2営業部に集約したが、将来的には営業本部体制が敷かれる可能性が高い。
 いよいよ、懸案だったバイエル クロップサイエンスが日本でも始動した。国内においては、「その製品構成や流通及び販売戦略からシンジェンタを凌ぐのではないか」(業界評)との声もある。注目のフィプロニルの行方だが、「住友化学、デュポン、BASFの3社が手を挙げている」(同)が、10月10日現在では決定していない模様だ。


農業協同組合新聞(社団法人農協協会)
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