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アグリビジネス業界ニュース

第17回シンポを開催
功労賞3名の表彰も

―報農会―

 (財)報農会(中村廣明理事長)はこのほど、東京都北区の「北とぴあ」つつじホールにおいて、第17回報農会シンポジウム『植物保護ハイビジョン―2002』を開催した。今年のテーマは「生産現場における植物保護剤の貢献」が選抜され、時宜を得たシンポジウムとなった。
 演題は、水田作における農薬の実態、IPM(総合的病害虫管理)に適する殺虫剤の開発、製造現場での農薬製剤の重要性、茶生産農家の管理作業での病害虫防除――4課題で、千葉大学園芸学部の本山直樹氏、元日本バイエルアグロケム(株)の岩谷宏司氏、日本農薬(株)の船山俊治氏、奈良県茶生産専業農家の久保田敏実氏が、それぞれ熱のこもった講演を行った。
 なお、総合討論の後に『第17回功労賞』3名の表彰が行われている。元愛媛県農業試験場主席研究員の重松喜昭氏は、アブラムシ防除法の確立及び愛媛県植防事業に貢献した。また元長野県農事試験場病害虫部長の寺沢祖氏は、指定試験地での研究に数多く携わったほか、長野県植防事業の発展に尽力した。さらに元(社)日本くん蒸技術協会事務局長の内藤祐氏は、植物検疫に多くの成果を残したほか、農林水産航空事業の発展に寄与している。


農業協同組合新聞(社団法人農協協会)
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