タケダ園芸(株)(木正則社長、本社:東京都中央区)は11月1日、新社名「住化タケダ園芸(株)」として新たに始動した。親会社である武田薬品工業(株)と、住友化学工業(株)が合弁会社「住化武田農薬(株)」を設立したことにともなうもの。
タケダ園芸(株)の前身である武田園芸資材(株)が資本金500万円で設立されたのは1969(昭和44)年10月のことで、高度経済成長の波に乗った家庭園芸ブーム華やかりしころ。1989(同64)年の創立20周年を機にCIを導入、社名をタケダ園芸(株)に変更し今日に至っている。
新会社は家庭園芸用薬品、肥料、資材ならびに花き・緑化関連資材の製造と販売を主な事業内容としている。資本金1億6000万円、社員数約80名、年商約80億円を目指す。今後は、これまで「タケダ園芸(株)」が培ってきた技術とノウハウに加え、住友化学が持つ化学分野の知識と技術をベースに、より安全で環境に優しく優れた製品の開発に努め、一層の事業拡大をはかっていく方針。
今日、科学やテクノロジーはめざましい発展を遂げている。新会社「住化タケダ園芸(株)」は住友化学グループの新たな一員として、環境と科学の調和という視点から、21世紀の豊かな社会づくりに貢献できる企業として力強く邁進していくことにしている。
家庭園芸用の主力製品を見ると、殺虫殺菌剤ではオルトランC、ベニカXシリーズ、殺虫剤ではオルトランシリーズ、パイベニカ、スミチオンスプレー、殺菌剤では武田ダコニール1000、ベンレート水和剤、除草剤ではクサノンV粒剤、肥料では花工場シリーズ、園芸用土ではタケダ園芸培養土などが挙げられる。
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