JACOM ---農業協同組合新聞/トップページへジャンプします

アグリビジネス業界ニュース

最近は「グラタン」のレシピも
下仁田ネギで試食会

―シンジェンタ―


「殿様葱」の愛称で親しまれる下仁田ネギ
「殿様葱」の愛称で親しまれる下仁田ネギ
 シンジェンタ ジャパン(株)はこのほど、茨城県牛久市の中央研究所(杉井信次所長)で試食会『下仁田葱産地バックアッププログラム』を開催した。食の安全性が叫ばれるなか、適正な農薬使用により安全かつ美味しいものが食べられることをアピールしたもの。
 別名「殿様葱」とも呼ばれている下仁田葱は、白根の太さが5〜6cmにもなる大型の葱で、特に白根を賞味する葱として人気が高い。生ではピリリとした辛みがあるが、熱を通すと短時間で豆腐のように柔らかくなり、とろけるような甘みと舌触りが楽しめる。
 試食会には、産地から田中輝男JA甘楽富岡下仁田葱生産部会長、同営農事業本部園芸課の忰田弥担当、長澤忠昭富岡地区農業改良普及センター主任などが駆けつけたほか、シンジェンタ社の普及員、研究員など約30名が参集、下仁田葱試食会レシピに挑んだ。
 レシピの内容を見ると、「寄せ鍋」をはじめ「ほっとねぎと各種ソースのコラボレーション」、「ほっとねぎのカルパッチョ」、「ねぎのかりかり豆腐サラダ」、「ねぎのスパゲッティ」、「豚肉のねぎ巻きフライ」、「カモロースと下仁田葱のソテー」と多岐におよんだが、最近の新しいレシピとして「ねぎのグラタン」に人気があるという。
 JA甘楽富岡下仁田葱生産部会の会員は約600名(作付面積は約30ha)に上っている。下仁田葱生産の秘けつは「種の自家採取」にあるが、産地形成について田中部会長は、「行政、JA、普及所などと一体となった取り組みが重要」だという。

レシピづくりに挑戦するシンジェンタ社員
杉井所長、忰田担当、田中生産部会長、長澤主任(写真左から)
レシピづくりに挑戦するシンジェンタ社員
杉井所長、忰田担当、田中生産部会長、長澤主任(写真左から)


農業協同組合新聞(社団法人農協協会)
webmaster@jacom.or.jp