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アグリビジネス業界ニュース
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前年比8%増の72億ユーロ |
バイエル(ヴェルナー・ヴェニング社長、本社:ドイツ・レバクーゼン)は11月12日、『2002年第3四半期の業績(7月〜9月)』を明らかにした。 それによると、バイエルグループの継続事業(売却予定の事業活動を除く)の売上げは前年比8%増の72億ユーロ(約8834億円)に達し、非継続事業を含む非経常的項目計上後の営業利益は8億4800万ユーロ(約1040億円)に、さらに純利益は損失を計上した前年同期から大幅な改善を実現し6億5600万ユーロ(約805億円)におよんでいる。 また、昨年末に発表した一部の事業や子会社の売却計画も順調に進んでおり、本年目標の30億ユーロの調達を確保している。今回の調達資金と今後予想される流入資金は、主に債務圧縮に当てられる予定であり、運転資本と純債務の大幅な削減にも成功を収めている。 農薬事業部門を見ると、2002年10月1日付けで法的に独立したバイエル クロップサイエンスの第3四半期の売上げは、アベンティス クロップサイエンス(ACS)買収の効果により13億ユーロ(約1595億円、前年同期は6億ユーロ)と大幅に増加した。ただし、ACS事業を除く売上げは9%減少しており、この背景には対ドルでのユーロ上昇と中南米の経済問題がある。 バイエルは、2005年までに1万5000人の人員削減を行う予定であり、本年中に3000人、さらにドイツでは今後3年間で約5400人の削減が予定されている。この周辺をヴェニング社長は、「これまで同様に社会的に責任のある解決策を見出すために全力を尽くす」とコメントしている。 |