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アグリビジネス業界ニュース

第37回通常総会および安全協第25回全国集会を開催
―全国農薬協同組合―


松木新理事長
松木新理事長
 既報の通り、全国農薬協同組合(以下、全農薬)および全国農薬安全指導者協議会(以下、安全協)は11月19日、東京都港区の虎ノ門パストラルにおいて、それぞれ『第37回通常総会』および『安全協第25回全国集会』を行い、全ての議案を承認した。
 農薬業界を取り巻く環境は、引き続く農薬需要の低迷、価格の引き下げ、開発費・安全対策費の増加によりメーカー環境は一層厳しさを増している。また、外資系メーカーをはじめとした統合・売却などが進行しており、卸業者も合併・統合などが続き全農薬では会員10社の減少が見られた。
 このような情勢のなか、全農薬の共同購買事業は前年より3111万円減収の8億8968万円(前年比96・6%)となった。取扱高の減少は、主力のジマンダイセンの減少(前年比89%)とカリグリーンの取扱い中止が大きな要因となっている。ただし、本年度より取扱いを開始したプリグロックスLは、約83トンの実績を上げた。
羽隅副理事長(再任)
羽隅副理事長(再任)
 安全協の平成15年度事業方針としては、農薬安全推進運動の推進、技術指導販売体制の強化、「指導農薬」制の実施、農薬安全使用確認運動の推進、一般消費者への農薬安全性広報活動の実施、農薬の物流における安全性確保の徹底、空容器および残農薬・廃棄農薬適正処理の徹底を挙げている。
 また、本年は役員改選の年となったが、注目の新理事長には九州地区・グリーンテック九薬(株)の松木三男氏を選任、副理事長は関東地区・京浜興農(株)の羽隅弘治氏の再任となった。松木氏は、1936(昭和11)年7月4日生まれの66歳。趣味は旅行、読書、ゴルフと多彩で、今後の方針を「卸機能の新たな創造のために、組合員相互の連携をいっそう高めて前進していきたい」とした。
 なお、全国農薬安全指導者協議会会長は、12月11日の全農薬理事会で決定する。
 《平成15年度理事・監事》
 〈理事〉(株)コハタ・木幡貢、(株)サングリン太陽園・北濱宏一、(株)町田アンド町田商会・町田興三、小泉商事(株)・鈴木郁夫、(株)栗原弁天堂・栗原秀樹、京浜興農(株)・羽隅弘治(副理事長)、(株)アセラ・三枝攻、鍋林(株)・島宗弘、(株)上田五兵衛商店・上田修志、(株)石黒製薬所・石黒功、東海物産(株)・青木邦夫、(株)美嚢種苗園・岩谷英彦、日本農事(株)・垣本博司、山陽薬品(株)・大森茂、大信産業(株)・田中康貴、(株)松村農園・松村博三、(株)金井商会・金井謙一、ヒノマル(株)・中野純一、グリーンテック九薬(株)・松木三男(理事長)、(株)安達博商店・安達勝、ディーエーエス菱商(株)・芝原哲也(員外)。
 〈監事〉岩渕農薬(株)・岩渕健二、豊田肥料(株)・豊田富士雄、(株)和農・松田伸彦


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