|
小林昭生代表取締役社長
|
デュポン(株)(デュポンジャパン、山本雅俊社長、本社:東京都目黒区)は11月27日、2003年1月1日付けで山本雅俊社長が特別顧問に就任し、その後任として住友化学工業(株)顧問の小林昭生氏が代表取締役社長に就任することを明らかにした。
また、瀬戸昭彦氏が現職(米国デュポン社首席副社長付き上級アシスタント)のまま取締役副社長に就任する役員人事も発表されている。本役員人事は、12月10日に開催される取締役会で正式に決定する予定だが、「将来的に巨大再編をも予感させる人事」として業界はみている。
山本社長は、デュポンジャパンの経営全体を統括してきたが、特に各事業部門の拡充・成長にリーダーシップを発揮し広く業界に親しまれてきた。また、小林新社長はその高い見識と俊敏さに定評があり、激動の事業環境のさなかにあって、さらなる業容の拡大と強固な経営基盤を構築していくことが期待されている。
なお、米国デュポン社はサイエンスカンパニーとして持続可能な成長を目指しているが、新体制はデュポンのグローバル戦略と連携した事業展開を推進し、デュポンジャパンの一層の成長にリーダーシップを発揮することが期待されている。
【小林昭生(こばやし あきお)氏の略歴】
▽1935年9月愛知県生まれ(67歳)▽1958年3月東京大学法学部卒業▽同年4月住友化学工業(株)入社▽1965年5月フルブライト給費留学生としてカリフォルニア大学バークレイ校経済学部大学院に留学▽1966年10月ロンドン大学経済学部大学院に留学▽1971年2月ドイツ首席駐在員▽1981年4月同社企画部長▽1988年4月同社海外農薬事業部長▽1989年3月同社取締役▽1993年3月同社常務取締役▽1995年6月同社専務取締役▽1998年6月同社副社長▽2002年6月同社顧問に就任、現在に至る。趣味は音楽鑑賞、つり、家庭園芸など。
|