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アグリビジネス業界ニュース

平成14年9月期連結決算を発表
売上高は前期比2・4%減

―株式会社 丸山製作所―


 (株)丸山製作所(本社=東京千代田区・内山治男社長)では、このほど平成14年9月期(平成13年10月1日〜平成14年9月30日)の連結業績を発表した。
 それによると厳しい農業情勢を反映し、売上高は国内では農林業用機械が横ばい、工業用機械が減少したため伸び悩んだ。輸出においても農林業用機械の売上が減少したため、国内外の連結売上高は269億6300万円(前期比1・4%減)となった。
 利益面では、デフレが進行する中、国内においては販売価格が下落し在庫圧縮のための生産調整による生産性の悪化などもあり、連結経常利益は2億3000万円(前期比7・6%減)となった。
 また株価の下落による投資有価証券評価損5億円を計上した結果、連結当期純損失は2億6500万円(前年同期当期純利益3億900万円)となった。
 部門別売上高状況は次の通り。
◎農林業用機械部門
 国内では、自走式動力噴霧機や果樹園用の高性能防除機など、中・大型製品の売上は減少したが、新型エンジンを搭載した刈払機と小型ポータブル動力噴霧機の新製品および関連商品の売上が増加したことにより、売上高は180億3900万円(前年比0・3%減)となった。
 輸出では、売上高27億900万円(前期比5・6%減)となり、国内外の売上高合計で207億4900万円(前期比1・1%減)となった。
◎工業用機械部門
 工業用ポンプ及び洗浄機がともに減少し、国内外の売上高合計は36億9300万円(前期比8・2%減)となった。
◎その他の機械部門
 消火器は前年並みだったが、消防関連商品の販売が減少し、国内外の売上高合計は22億5600万円(前年比3・2%減)となった。
 また不動産賃貸他は賃料値下げにより売上高は2億6300万円(前期比1.2%減)となった。当期の利益配当金は、1株2円を予定している。


農業協同組合新聞(社団法人農協協会)
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