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アグリビジネス業界ニュース
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輸入牛肉のセーフガード発動に反対 |
(社)日本フードサービス協会(小嶋淳司会長)は、来年想定される輸入牛肉のセーフガード発動について反対を表明、16日午後、東京・港区の東京全日空ホテルで記者会見を行う。 牛肉の一定の基準量(前年同期比117%)を超えた輸入急増に伴う緊急措置として来年、輸入牛肉のセーフガード発動が想定されている。しかし、今回の場合、昨年のBSE発生で牛肉消費が落ち込み、それに伴って激減した輸入牛肉が回復過程で増加してきたもので、BSEという特殊な事情が背景にある。もし、事務的に発動されると、関税が大幅に引き上げられ、外食産業では食材調達・コスト面で大きな影響を受ける。また、国産・輸入を問わず牛肉価格の全般的な高騰が予想され、消費者にも不利益をもたらす。そのため、外食産業だけでなく、ス−パー業界でも懸念しており、連携して発動阻止を訴えていきたいという。記者会見の内容は次のとおり。 ☆ 日時―12月16日(月)午後1時半〜2時半 ☆ 会場―東京全日空ホテルB1「ギャラクシー」(港区赤坂1−12−3) ☆ 出席者―(社)日本フードサービス協会・横川筆頭副会長(すかいらーく最高顧問)、同・安部副会長(吉野屋ティー・アンド・シー社長)、スーパー業界の主要企業(予定) ☆ 内容―政府への反対意見書、セーフガード発動による影響度、国産牛肉と輸入牛肉の使用状況ほか |