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アグリビジネス業界ニュース

モンサント社の害虫抵抗性トウモロコシ
―フィリピンで商業栽培用作物では初の認可

―モンサント社―


 モンサント社が開発した害虫抵抗性トウモロコシ「イールドガード・コーン・ボーラー」についてフィリピン農業省植物関連産業局は12月5日、商業栽培を認可した。同トウモロコシはフィリピンで商業栽培が認められた初めての遺伝子組み換え作物。現在、アジア・オーストラリア地域で商業栽培されている認可済みバイオ作物はモンサント社のボールガード・インガード害虫抵抗性ワタやラウンドアップ・レディ・ワタなどがある。
 モンサント社のフィリピン・カントリー・ディレクターのホアン・フェレイラ氏は「今回の認可でフィリピンの栽培農家は同トウモロコシの経済的・環境的なメリットを享受できるようになった。この作物が商業栽培される地域では、これまでの試験栽培で示されたように収量や粒質が向上し、農家の所得も向上することになる」と語った。この認可に伴って同国の栽培農家は今後数カ月以内に同トウモロコシの栽培を始める見通し。
 アジア地域では、日本をはじめ韓国、台湾、オーストラリアなどで遺伝子組み換え作物の安全性審査を行い、食品としての許可を出している。日本では11月現在、食品として認可されているのは6作物44品種。このイールドガード・コーン・ボーラーもその一つ。(12月5日付米国モンサント社プレス・リリースによる)


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