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アグリビジネス業界ニュース
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杉山社長がトモノアグリカ保有株を買い取る |
芝用・農芸用薬剤の開発、輸出入を手掛け、広く緑化保全・促進および管理に貢献している(株)トモグリーンケミカル(杉山日出男社長、本社:静岡市)の杉山社長が、(株)トモノアグリカが所有していた同社の株式の全てを買い取ったことがこのほど明らかになった。 同社は、1974(昭和49)年に杉山社長とトモノ農薬(株)(現・(株)トモノアグリカ)が折半出資で発足し、新しい市場としてのゴルフ場分野に管理薬剤を中心に営業活動を展開し、その地道な営業活動およびユニークな事業展開から高い評価を得ている。 また、その後は同社のユニーク性に着目した静岡キャピタル(株)(静銀グループのベンチャーキャピタル会社)および日本化薬(株)の資本参加も得て、資本や対外信用の増強をはかるとともに、ベンチャー企業としても順調な発展を遂げてきた。 しかしながら一昨年、(株)トモノアグリカがシンジェンタ社の100%子会社となり経営体制も大きく転換したのを機に、同社が保有する株式10000株(発行済み株式の3分の1に相当)を買い取ることを決意し、このほど株式買い取りを実行したもの。 従来、(株)トモグリーンケミカルは業界などでややもすると(株)トモノアグリカと混同誤認されるケースもあったが、これにより名実ともにその自主独立性が明白となった。これまで同社が開発を主導し関与してきた2〜3の(株)トモノアグリカ登録の農薬についても権利を買い取るなど、独自のベンチャー開発を発展させていくことにしている。 |