バイエル クロップサイエンス(株)のローレンス ユー社長はこのほど、都内ホテルで記者会見し新会社のビジョンの一端を披露した。業界では、同社の今秋からの「営業本部体制の姿」および「売却品目の行方」について大きな関心を寄せていた。
現在の営業体制は、旧バイエル製品を扱う「農薬営業1部」と旧アベンティス製品を扱う「農薬営業2部」で構成されているが、今秋からは「営業本部」体制が敷かれ、現在153名の陣容でJAを始めとして末端での活動を強化する見通しだ。
同社の日本における前身母体は日本特殊農薬製造(株)にあり、わが国の食糧生産の拡大およびその安定供給に大きく貢献してきた。記者会見では、数々の変遷を経てきた新会社においても「環境に配慮した付加価値性の高い農薬の開発」などの基本理念が改めてアピールされ、リーディングカンパニーとしての態度が明瞭となった。(2003.2.27)
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