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アグリビジネス業界ニュース
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「精米学習キット」を作製 教材として希望する学校へ提供 |
美味技術研究会 無洗米情報センター(代表=山下律也・京都大学名誉教授)では、平成14年施行の新学習指導要綱に盛り込まれた、「総合的学習の時間」の教材として活用できる「精米学習キット」を作製し、発表した。 この学習キットは、小学校の五年生が学習している「田植え〜稲刈りの工程」以降の、収穫された稲が加工調製され、精白米や無洗米となり炊飯されるまでの過程が、楽しく具体的に理解できる参考教材となっている。 学習の際には、籾・玄米・精白米・無洗米の実物に触りながら、刈り穫られた稲が、白米になるまでの過程を教諭は順序よく解説でき、子供たちは、目で見て、手で触れる体験学習が、手軽に楽しく実施できるよう考案されている。 都会の子供たちは、毎日食べているご飯が、どのような加工過程を経てお米となり、ご飯となるのかを正しくは知らない。 種籾〜苗〜田植え〜生育〜収穫〜乾燥〜脱穀〜精米という一連の作業工程があるが、ここでは特に収穫後の調製加工工程を知ってもらい、主食である米の加工技術や文化に対する理解を深めてもらうことで、新しい食育授業を実現しようという趣旨で、「精米学習キット」が作られている。 文化=カルチャーとは、もともと耕すという意味がある。日本では耕して作る主要農産物は米であり、神楽や田楽や能といった伝統芸能、はては祭りや相撲までその基層には稲作文化が存在する。 しかも日常食べている米が、どのように生産され、加工調製され、食べられているのかを知ることは、日本人のアイディンティティを探求することであり、健康・長寿の原点である日本型食生活を学び、日本の文化を世界に向けて発信する源ともなる。食育授業の意義はまさにそのことにあるだろう。 この「精米学習キット」は限定100セット無料配布される。(申し込み締切りは2003年9月30日)「精米学習キット」を希望する小学校(教諭)は、下記、美味研究会 無洗米情報センター事務局まで問い合わせのこと。 〒101−0021東京都千代田区外神田4−7−2 美味技術研究会 無洗米情報センター事務局「精米学習セット」応募係 TEL 03−3526−7761 FAX 03−3526−7762 E−MAIL okome-jyouhou@aioros.ocn.ne.jp
(2003.9.8)
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