特定非営利活動法人・全国無洗米協会(東京都千代田区・福場博保理事長)では、この程、前年に引き続き、実際に米を購入している関東圏と関西圏の女性各200人を対象に、無洗米に関する意識調査を実施した。
それによると、無洗米の購入者が31.4%(前年度21.5%、以下( )内前年)に増加したのに対し、無洗米を一度も購入したことのない人は、49.4%(62.4%)と初めて50%を切った。
この調査によると、無洗米の認知度は98%に達しており、東西を問わず、無洗米の存在を知らない人は、ほとんどいないことがわかる。
無洗米のイメージは、「便利」58.3%、「環境に良い」40.0%が上位を占めたが、前年よりポイントを落とした。前年「洗わないので不衛生な気がする」という回答が31.3%だったのが、今回13.5%と大幅に減っており、米を洗わないことに対する抵抗感が減少傾向にあることが解る。
また、無洗米を購入している人は、時々購入している人を含め、31.4%(21.5%)で、1年間で10%も増加した。
今後の無洗米購入意向は、50.3%で僅かながら50%を超えた。この数値の内訳は、現在購入者の全員、時々購入者の95.5%、購入中断者の37.3%、未購入者の25.9%に購入意向があることが解った。
これらの傾向から見ると、今後、無洗米を購入する人・家庭は、まだまだ増加していくものと推定される。
(2003.10.23)
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