農業協同組合新聞 JACOM
   
アグリビジネス業界ニュース

 米売り場での無洗米の実態を調査
《全国無洗米協会》


 特定非営利活動法人 全国無洗米協会では、都市部における無洗米の販売量が最近、”頭打ちではないか、という見方と、”急速に拡大している、という両極端の見解が報道されていることを受け、無洗米の進捗状況(大都市圏生協の取り扱い)と米売り場における無洗米の販売実態を調査し、このほど発表した。
 それによると、首都圏の大手6生協及び京阪神地区の大手5生協における無洗米の取り扱い総数量は、平成13年度で6万2799t(内同協会系無洗米5万4015t)、平成14年度で8万1635t(内同協会系無洗米7万2598t)と、大幅に普及拡大している。
 一方、同協会は2001年より、毎年専門の調査機関で、スーパーなどの小売店における同協会系無洗米と、それ以外の無洗米の取扱店数比率を調査している。
 2001年には同協会系無洗米以外の流通量が低く、同協会系無洗米の取扱店数比率は高かったが、同協会のTV−CMなどの影響で一挙に無洗米の人気が高まり、各業者から各種の無洗米が売り出された結果、2002年には、小売店における同協会系無洗米の取扱店数比率は、他の無洗米より下回っていた。
 しかし2003年には、その他の無洗米の総取扱店数より上回り、完全に逆転する結果となっている。
 これは、同協会系無洗米の環境保全効果が(財)日本土壌協会の調査により明らかにされたことや、「米のとぎ汁による環境汚染防止効果」などに対し「環境大臣賞表彰」されるなど、社会的な評価を得たことが、フォローの風となっている。
2003年度 無洗米取扱店数比率

(2003.12.8)

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