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3年後の売上高9100億円以上へ
成功したアベンティスとの統合

―バイエル クロップサイエンス―


ヨッヘン・ウルフ社長
ヨッヘン・ウルフ社長
 バイエル クロップサイエンス(株)はこのほど、独・バイエル クロップサイエンス社のヨッヘン・ウルフ社長来日に伴い、ワールドワイドなバイエル クロップサイエンス社の現状と今後の取り組みを明らかにした。2006年までに売上高約9100億円以上を目指す。
 2002年6月、独バイエル社農薬事業部とアベンティス クロップサイエンス社を統合し誕生した新生バイエル クロップサイエンスは、世界有数の農薬メーカーであるバイエルとアベンティス クロップサイエンスの優れた技術と豊富な経験を組み合わせ、両社が誇る効果に優れ信頼性の高い農薬および非農業用害虫駆除の製品群をもっており、バイエルグループにおける約20%の売上高を占める重要な4事業の柱の1つとなっている。
 記者会見席上ヨッヘン・ウルフ社長は、「我々は単純に2社を統合した以上の企業を目指している。そのため、全市場の成長率よりもかなり高い年率約4%の成長を我々自身の目標に据えた。つまり、2006年までに売上高約9100億円以上に増やす」と力強く語った。
 アベンティス クロップサイエンスの買収・統合は、バイエルの歴史において重要な道標となっている。「業界において成功を収めてきた2社の統合は、相互補完的な強みを最大限発揮できる極めて理想的なコンビネーションであり、絶えず成長を続け農業、エンバイロサイエンスおよびバイオサイエンスの各事業分野で主導的地位を確立するための全ての基本要件を備えた新しい会社を創造していく」ともヨッヘン・ウルフ社長は述べた。 (2003.4.25)

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