農業協同組合新聞 JACOM
   
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金額でわずかに減少 4月度農薬出荷概況
―農薬工業会―


 農薬工業会(多田正世会長)は6月12日、『平成15年4月度農薬出荷概況』を発表した。それによると、4月度累計では出荷数量16万3000トン(前年比7000トン減、95.8%)、出荷金額2276億円(同61億円減、97.4%)と数量はやや、金額ではわずかに減少した。
 平成11年度からの5カ年間の年次推移をみると、数量では2%〜14%の幅で減少傾向が続いており、金額では13年度まではほぼ横這いで推移していたが、昨年より減少に転じた。数量の減少は、水稲での1キロ剤、ジャンボ剤などによる軽量化、および箱処理用混合剤の普及などが大きく影響している。今年度の減少は、果樹殺菌剤、野菜畑作殺虫剤などの減少が大きい(表1)。
表1

 使用分野別にみると、数量、金額ともに全て減少した。金額では、特に果樹(同97.2%)、野菜(同94.1%)の減少が大きいものとなっている(表2)。
表2

 種別では、除草剤(同数量102.8%、金額102.7%)を除いて数量、金額ともに減少した。金額では、殺虫剤(同93.8%)、殺菌剤(同94.0%)の減少が大きい(表3)。
表3
 

(2003.6.13)

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